2017.02.13

常識

みなさんの中に存在するもの。

 

それは、悲しくも、「非常識」を

「常識」と捉える人もいるわけで

 

100%完全に一致する人は

この世の中に存在するとは

いいがたいものではありますが

 

世の中の観点からすると、

民泊もきっと「非常識」と思う方もいれば

「常識」にしようと試みる僕らも存在します。

 

常識とは、一体何なのでしょう。

 

あくまで、個人的な意見ですが

社会の枠組みの中で

無理なく、心から尊重され

人々に必要とされる物事が

「常識」の枠組みだと思います。

 

やっていいのか、わるいのか。

 

与える側も、受け取る方も。

 

その考え方が一致しなければ

「仕事」しては存在することすら

ままならない。

 

 

できることと、できないことと。

 

 

僕らの住む世界には、

もともと「常識」などというものは

存在しない世界であり、

自由の世界が存在していたわけで

 

自由を許さない人間が

自由を束縛する。

 

 

それはきっと、

悪知恵を働かす人間がいるから。

 

 

何が良くて、何がわるいのか?

 

 

されて、いいことと、悪ことと。

 

 

その時の、その場所の、その状況に合わせた

 

 

与えて感じる喜び。

もらって嬉しい喜び。

 

返すことでほころぶ気持ち。

 

 

それが自然とサイクルしだした時に

初めて「常識が成立する」と

純粋な気持ちで、地域の皆さんと

考えてきました。

 

 

ご存知の通り

地域のそばには「米軍基地」が存在します。

 

 

地域が二分化され、意見が割れる中

必死で亀裂を埋めようと

みんなが知恵を絞り出し

頑張っています。

 

 

「基地に振り回されは、地域の未来は存在しない」

 

 

この地域は、観光施設は存在しません。

 

昔ながらの「暮らし」が、唯一の観光名所です。

 

買い物は、近所の「共同売店」。

 

大型スーパーにはない、人との関係が

ここには存在します。

 

 

あるものだけで暮らす喜び。

 

 

6年ほどこの地域にお世話になっていますが

住んでみると意外に心地よいです。

 

 

「駅」で流れる小鳥のさえずり。

 

 

偽物ではなく、

本物を聞きながら寝起きする。

 

 

体全体で感じる潮風。

 

 

雑草に横たわり、目を閉じて森の声を聞く。

 

 

 

いいな〜

 

 

 

と、心のどこかで、

そんな光景を求める自分が

存在することでしょう。

 

 

僕は毎日、そんな「常識」を感じて

この地域の暮らしに、

どっぷり浸かっています。

 

 

あてもなく、時間を忘れて。

 

 

 

久志の民泊

http://kushinominpaku.com

 

 

 

 

 

 

2017.02.06

あれから2ヶ月が経ちました。

 

そう、このパンフレットが完成してから

 

2ヶ月が経とうとしています。

http://kushinominpaku.com

 

そもそも、僕が担当している街の広告といえば

新聞の折り込みチラシや、

ポスティング

ショップに置かれるフライヤー・ショップカードが

ほぼ主流です。

 

お金がある企業は

ホームページを使うところが点在します。

 

なので、県内向けの広告を作るには

紙媒体が必須になってきます。

 

この紙媒体に少量の味を付け加えられれば

成立するものも生まれ来ます。

 

ですが、内地の企業が

町一帯に邪(よこしま)な広告展開をするので

地元の企業は大慌て。

 

こーしたらいい、あーしたらいい。

 

沖縄県民は非常に頭がいいです。

 

必ずどこかに自分のオリジナリティを探します。

 

実際のところ、

田舎のデザインの方が、レベルが高いです。

 

それこそ、お金にはなりにくいデザインなんですけど

 

そもそも、日本のデザインは

イメージに偏りがありすぎるので

出来上がるイメージが大抵同じになってくるのです。

 

大企業がこんな広告出したらウケるだろうな〜

 

逆から見たイメージなのかな。

 

そんなものがごろごろ点在しています。

 

だからと言って、自分の作ったものがレベルが高いと

言っているわけではなくて

 

その土地その土地ならではの、「らしさ」を

混ぜ込んでいるので

見ていて飽きません。

 

あーすれば、こーすれば

よくなるんだけど・・・・・と

問いかけしますが

予算が足りなくて、なかなか手が出ない。

 

 

だからこそ、できる範囲の中で

その土地の「らしさ」を

このパンフレットでは表現

しています。

 

 

この地域、面白んだけどなぁ〜。

 

 

 

 

恥ずかしがる人もいるので

なかなか、その楽しさが伝えづらいですが

 

その楽しが知りたい人は

一回くらい来てみても、損はしません。

 

むしろ、一回来たらやみつきになるかも。

 

自分の持っているジャンルとは

別の感覚を持った人々と話すと

緊張はしますが、

みんな打ち解けやすかったです。

 

それこそ、自分の父ちゃん母ちゃん世代の人が

お世話をしてくれるので

自分たちは(38歳です)、実家に帰ったような

そんな感覚です。

 

実際に泊まらせもらいました。

 

 

それぞれの家庭、それぞれが個性を出しているので

今の時間から考えると、眠れそうにないので

今日はこの辺で。

 

急ですいませ〜ん。

http://kushinominpaku.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.12.20

南の国から

 

 

待望のパンフレットができました。

 

週に一回、多い時には4時間の打ち合わせ。

時には笑い、時には涙を流し

夢を沢山語りました。

 

その時の熱い気持ちを忘れないように

毎回会話を録音させてもらいました。

 

 

 

同じことを考えながら

同じ道のりを行ったり来たり

時には一緒に迷うこともありました。

 

 

今回の目標は、

このパンフレット制作をきっかけに

地域のみんながいきいきと育つための

「畑」を整理すること。

 

 

地域を5年間見渡して思うことは

それぞれのやりたことが

先走りしすぎて

みんながついていけていない。

 

 

能率や効率のことばかりを

先に考えすぎてませんか。

 

 

土のこと、ちゃんと考えてますか?

 

 

土が悪ければ育つことができず

育つことができなければ実はならず

実がならなければ

食べに来る動物はいません。

 

 

こんな状況では

能率も効率も役には立ちません。

 

 

 

水も豊富で

こんなに日の当たる場所なのに。

 

 

一番大切なことは

いつも、一番最初に忘れてしまう。

 

 

そんなことを共に考え

二人の愛に溢れた温かい気持ちを確かめながら

地域に根付こうとしている

「民泊」を、耕した畑に植え変えました。

 

そして先日、

 

気持ちを込めてできた、「赤い実」を

関係するみんなにお披露目しました。

 

 

二人は、温かい空気に包まれ

自分たちの気持ちがみんなに伝わったことに

深く喜びをかみしめながら

安堵の気持ちと、これからのことを

楽しそうにみんなと語り合っていました。

 

 

ここからがスタートです。

これが全てではありません。

 

 

まだまだ、整理しなくてはいけない事が

たくさんたくさんあります。

 

これから、この赤い実の内容が

どんな味や形に変わっていくのか。

 

とっても楽しみです。

 

 

ウェブサイトもできているので

覗いてみてください。

 

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久志の民泊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.10.13

38度の形

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今の世の中では

きれい事のような話に

聞こえるかもしれませんが

真剣に考えています。

 

彼女たちは、

ひと昔前にあった気がする

地域のみんなが、愛情で繋がる関係

 

忘れそうになっている

その感覚を取り戻すため

民泊を通して、みんなに伝え

力注ぎ込んできました。

 

誰かが言っていたような

伝言ゲームみたいな話ではなく

 

自分たちの言葉で

自分たちが肌で感じた

自分たちなりのリアル体験を

話してくれます。

 

2〜3時間みっちりと。

 

良いことも、悪いこともひっくるめて

熱のこもった言葉の奥にある

大切な何か。

 

それは、

きれいな海だったり、

清々しい山も

そうだと思いますが

 

そんな表向きな感覚での話ではなく

 

 

 

 

 

 

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彼女たちも含めた、

地域に暮らす、すべての人が

久志地域を愛し、

それぞれの「愛の形」を探りながら

みんなの「愛の形」を

作ろうとしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その「形」は、

 

いつも一番最初に忘れてしまう。

 

知っているはずなのに。

 

そんなこと思うのは

彼女たちだけですか?

 

 

 

 

 

 

 

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この地域の人たちだけでなく

人として、忘れはいけない何かを

地域の代表となり

民泊を通して

みなさんに伝えようとしています。

 

 

 

 

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彼女たちなりに

この地域の人だからできることを

最優先に考えた

心のパワースポット。

 

 

それが、久志の民泊です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.10.03

心の温度

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みんなそれぞれ、生き方があると思う。

 

幸せの形がそれぞれあると思う。

 

その形は

当然、それぞれ違うわけで

 

誰にもわからない自分の形を

誰かにわかってもらおうと

誰かにすがろうとする生き方を

簡単に選ぼうとしていたのかもしれません。

 

そこに気づいた今日は、

怖いくらい、清々しい気持ちで

胸がいっぱいになりました。

 

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彼女たちは、

自分たちの中にある思いが

何かによってかき消され

想いの通じない思いが

形になることに

不安を感じていました。

 

そこには、

どこかで見たことがある

 

プロセスを感じないゴールを

表面的なイメージだけで

僕たちが

勝手に作り上げていたのかものしれません。

 

 

一つの事を、共に考える喜び。

 

その喜びを分かち合いながら

表面的な感覚よりも

中身のある感情を掘り下げて

地域に対する

彼女たちなりに感じた

心の内を

たくさん話してくれました。

 

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その内容には、

火傷するほどの熱はなく

二人が、地域で感じた

愛を感じるたくさんの温もりが

この地域のコンセプトカラーに決まり

少しずつ、前に進んでいます。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.09.28

名護東海岸にて

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ここ一年ほど、

彼女たちを追いかけ

コミュニケーションをとることに

精を尽くしています。

 

何を議論しているのかといえば

ここ数年で盛んになった民泊について。

 

彼女たちの住む地域は、産業が著しく乏しい

過疎化の進んだ田舎。

 

そんな南の島にも

風に乗り、民泊という事業が運ばれてきました。

 

この地域に根付く若葉たちが

ボランティアで地域の元気を取り戻す取り組みを

ここ数年行ってきているのですが

入れ替わりたちかわり、人の出入りが多く

どっしりと構えた体制が、

整わないのがこの地域の現状。

 

この地域にかかわらず、他の地域もまた

同じ状況が点在しているのでしょう。

 

みんなで知恵を出し合い

あーでもない、こーでもないと議論しますが

そー簡単には事が進まない。

 

気づくと1年が、

あっという間に通り過ぎてしまいました。

 

それでも、この一年間は、無駄な行動は全くなく

お互いが同じ方向を見定めるための

寄り道や回り道であって

上辺だけの世界ではなく

現実を踏まえた、リアルな世界をみんなに伝える事が

僕の使命だと思いました。

 

僕も同じ地域に暮らしているので

実情を把握する上では

人がほとんど寄り付かない

と〜〜〜っても良いところ。

 

そこに産業が溢れるということは

バイキンのような僕たち人間が、

あふれ返るということになり

結果、住みにくい街の仕組みが

村を押しのけるというわけで

何か矛盾したものが、

胸の中をぐるぐると回るものがありましたが

 

彼女たちの一生懸命な姿勢と

この地域に暮らしている意味

何より、関わりを持った地域の人々の笑顔が

心の原動力となって

共に歩む「気持ち」を作ることに気を使い

時間を費やしました。

 

来年に備えて

話し合いを続けています。

 

これからがとっても楽しみです。