2014.06.26

琉球大学 瀬底研究施設 守田昌哉研究室

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琉球大学の瀬底研究所で、

珊瑚の精子を研究している 先生より依頼で、

研究所のロゴマーク & webサイトを

制作させていただきました。

 

研究されている内容や考え方など、沢山お話をしましたが

言ってみたら生命の誕生する所を研究されているので

それはとてもとても奥の深〜い内容で理解ができず、

論文も資料の一部としていただきましたが

英語のなのでチンプンカンプン。

目の前がぐるぐる回り

なかなか頭に入りませんでした。

 

話で理解できなかったら、研究内容を実際に見てみよう。

 

見に行ってきました。珊瑚の産卵。

珊瑚が産卵する時期にしかサンプルを集められないのと

珊瑚が産卵する日時も珊瑚任せなので

夜遅くに突然と突然連絡を受けます。

 

夜の23時。(この日ですでに3回目は行っています)

 

「中村さん、そろそろですよ。今日は絶対にきます!」

 

現場に付くと珊瑚の産卵は始まっていたらしく

 

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採取しておりました。

暗闇の中での採取なので、懐中電灯で照らしながらの作業。

 

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やっぱり現場は最高です。

とっても緊張感があって、何とも言えない空気感。

表面に浮いているやつが珊瑚の卵。

採取が終了すると、サンプルの保存のため研究室へ移動。

 

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中に入ると、それはもう「ラボ」って感じの

あ〜、こーいうの好きなんですよ〜。

 

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海に出て、物を採取し、研究に時間を費やす。

それは果てしない時間との戦いで、

過ぎ行く時間の中で、時間をさかのぼり

生命の誕生を、かいま見る事。

 

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精子って言うのは、運送屋みたいなもので

頭の部分に情報をしきつめて、

卵子っていう場所まで運んでいくんですよ。

数多くの運送屋さんが沢山いる中で

そこにたどり着けるのはひとつだけ。

これは人と人とのつながりと同じで

 

点から線へ。

人から人へ。

 

すべてはひとつの事から始まって

それがつながり合ってひとつの物ができる。

その繰り返しなんですよ。

 

中村さんがここにいるのもそーいうことなんです。

 

形としてある物は

意味があってこの世に存在するのだろうし

そのときのその場所や環境に合わせて

常に形を変化させて

この世に存在するんですね。

精子も同じですよ〜

 

と、守田先生は噛み砕いて、

僕にわかりやすく説明してくださいました。

そして、できたロゴマークは、

 

 

守田先生の考え方、

そして、先生が研究している内容の中身を

精子の輪切りにした断面をモチーフに

研究所のロゴマークを作りました。

 

 

itiran