2016.09.27

竹村農場(2)

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一回目の話から長らく足を遠のき

いつの間にか時間が止まり

話し、会う事も、

なくなってしまったのですが

 

先日、久しぶりに彼と会い

深い話を交わす事ができました。

 

少しずつ気持ちに変化を加え

新たな光を求めて、前へ進み始めました。

 

とはいうものの、話しの内容は

全く気持ちが変わったわけでは無いと

感じたと言えばいいのか。

 

人それぞれ、スムーズに事が進むこともあれば

その道を歩むことさえ、ままならない状況も

誰もが経験してきた事なのだと

自分に言い聞かせながら

彼の思う気持ちをひしひしと感じ、

自分の気持ちと重ね合わせました。

 

 

目標。

 

何があっても、自分の中に持ち続けることが

光輝くの源になる。

 

それがいったい、何なのか。

 

彼と同じ方向を見れた時

一緒に歩むことを

また決意するよ。

 

絶対。

 

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だから、このまま、保管しておくからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.12.15

竹村農場

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「とにかく、ウソはつきたくない」

生真面目な考えを持つ彼の名前は

竹村爾朗。38歳

 

 

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サーフィンをこよなく愛する農業家。

 

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そんな彼とは、

もう6年ほどの付き合いになる。

 

農業の話を

熱く語り始めたのは

2年ほど前ぐらいから。

 

独立に奮起しているころだったと思います。

 

農業に対する手応えを感じ始め

夢と希望に満ち溢れていた時期。

 

それはとても嬉しそうに

農業に対する自身の心構えを

たくさん話してくれました。

 

しかし、

会社を辞め、晴れて自由の身となった頃、

彼はすぐに農業をやらなかった。

 

現実との狭間で、心が揺れ動いていたそうです。

 

一歩踏み出せば何かが見えてくるのに

現実がそれをすぐにはさせてくれなかった。

 

怯えて前に動けない自分もいたと思います。

 

野菜を作る前に、

まずは「人間作り」を

行わなければいけなかった。

 

沖縄県の小さな集落では、

戦後の名残が今でも少なからず残っており

その当時、内地より召集された兵隊から

ひどい仕打ちを受けたのだと思います。

 

ウソをつくやつ、ぶん殴るやつ

ひどいことをいえば、仲間を殺すやつ。

 

そんな時代を耐え忍んだ人々は

内地からの移住者である僕たちのことを

「大和人(やまとぅんちゅ)」と呼びました。

 

戦前、戦後初期を生き抜いていない

僕らの世代では

履歴書という紙の中から

自分の歩んできた経歴を見てもらい

2〜3言葉を交わすだけで

合否が決まる。

 

誰かが言っている言葉を

機械のようにはなし、

自分の思うこととは真逆のことを口から放つ。

 

シンプルに

「仲間になりたい」

その想いを伝えるだけなのに。

 

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野菜を作らせてもらう前に

自分自身をどーいう人間なのかということを

まずは伝えるところから始めたそうです。

 

 

こんな土臭い人は、個人的に大好きです。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.10.13

とある、農家との話

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ず〜っと前から、

農業について話をしている仲間の話。

 

彼は現在、オクラを栽培しているのですが

 

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独立してまだまもなく

自分にとって合う

「栽培方法」「育てる植物」は一体なんなの?

というところを試行錯誤試している。

 

未来の農業について、

とても真剣に考えている一人。

 

でも、実際に独り立ちをして

いろんな現実を目の当たりにした時に

「本当に農業でやっていけるのか?」と、

思い始めたそうです。

 

それでも、生活のため

 

 

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できるだけお金になる植物を育てる。

できるだけ面倒のかからない植物。

できるだけたくさん収穫できる植物。

 

 

という、考え方のように

悪循環が彼の頭の中で

生まれ始めてました。

 

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よくよく考えると

生産者と業者の立場が

逆転してしまっているじゃないか。

 

 

手間暇かけて栽培した立派なオクラなのに

形をゆうせんして

曲がっているものには、合格点を与えない仕組み。

 

彼の畑で、実際に仕事をさせてもらい

改めて、農家の大変さを実感させてもらいました。

 

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消費者には伝わらない、農家の苦しみ。

 

 

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曲がっているのも手間暇、味は同じなのに

 

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形だけで、B級品。

 

 

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生産者が多い分、買取価格も半値以下。

 

結果、安く販売する。

 

この循環が良くないと感じました。

 

 

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本当ならば、

感謝しなくてはいけない存在の人たちなのに。

 

 

 

 

「当たり前」とはなんなのだ?

 

 

 

 

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そんな考え方をぶつけてくる彼から

仕事の依頼で声をかけてくれた時

嬉しくて仕方ありませんでした。

 

 

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これからがとっても楽しみです。

 

 

 

乞うご期待。